今月の寺宝

ここでは大覚寺に伝わります
絵画・文書類を中心に御紹介していきたいと思います。

法然上人椅坐像

像高55cm  木像 作者・製作年代不明 

 法然上人の椅子に座した像で、善導大師像と対になっている。

水冠という帽子を冠り、黒衣に灰色の大師衣と呼ばれる五条袈裟を着して、数珠をつまぐる姿は、 典型的な法然上人像である。

現在の本堂が寛永11年(1634)に建立されているので、本尊とともに同時代に作成安置された可能性が強い。

なお、椅子を覆う座布に刺繍された三葉葵の紋は、幕府から使用を許可された寺紋である。













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