和時計
江戸時代に制作
フランシスコ・ザビエルが持ってきた西洋式の時計をもとに、江戸の職人たちによって改良が重ねられ、発展を遂げたものが和時計です。
当時の人々の「不定時法」の生活にあわせるために、日本ならではの独自の技術がもりこまれ、今では一級の工芸品として知られています。
不定時法とは、夜明けから日暮れまでの時間を6等分する時間法で、季節により昼夜の長さが変わるので、それに対応する工夫がされているのもあります。
機会の仕組みは鳩時計とほぼ同じで、二つの錘(おもり)によってゼンマイが動く仕組みになっています。
大覚寺には、この櫓時計と、掛け時計の二つの和時計があります。