今月の寺宝

ここでは大覚寺に伝わります
絵画・文書類を中心に御紹介していきたいと思います。

「是心作仏 是心是仏」

二幅対  本覚院宮筆

 
 浄土三部経の一つ、観無量寿経の中にある言葉。

「この心が仏を作る。この心はこれ仏なり」と読む。

筆者の本覚院宮は後西天皇の皇女であり、後水尾天皇は祖父になる。

出家して尼門跡の宝鏡寺に入り22世住職となり本覚院宮と号した。

書道に堪能であり男性的で雄渾な筆致である。

大覚寺とは縁が深く、本堂の内陣正面に掛かる「鶴立山」の山号額もこの宮の書である。







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是心作仏 是心是仏