「徳川家康の【禁制】」
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先月の羽柴秀吉の「禁制」に続いて、徳川家康が網干三か村代表に宛てて発した「禁制」で、中身は秀吉のものとほぼ同様である。
発行された期日が「慶長五年九月二十五日」というのは、関が原の戦い(慶長五年九月十五日)の十日後というのが興味深い。
おそらく、徳川軍の戦勝後、西国の動乱を防ぐために諸国に発せられたものと思われる。
家康の代理人として「本田弥八郎」の署名がある。
本田弥八郎は本田正信のことであり、家康の側近として活躍した武将である。
来年のNHKの大河ドラマ「黒田官兵衛」には、必ず出てくる人物なので、これも楽しみである。