今月の寺宝

ここでは大覚寺に伝わります
絵画・文書類を中心に御紹介していきたいと思います。

「文殊名号」

宝鏡寺22世・本覚院宮の揮毫   江戸時代初期


 宝鏡寺は京都市上京区にある臨済宗の寺院。

後水尾天皇の皇女が入寺して以来、代々尼門跡寺院となった。

寺へ入った皇女へ御所から人形が贈られてきたため、人形の寺として知られている。

 22世の本覚院宮は能筆として知られ、大覚寺の本堂の内陣正面に掛かる山号額「鶴立山」も本覚院宮の筆である。

「大聖文殊支利菩薩」を文殊名号という。文殊菩薩を礼拝する時に唱える。

普賢菩薩と共に釈尊の左脇に侍り、獅子に乗った像で表される。

















法話一覧へ
文殊名号文殊名号