今月の寺宝

ここでは大覚寺に伝わります
絵画・文書類を中心に御紹介していきたいと思います。

布袋図

紙本墨画 一幅  110.7×28.2 cm  江戸時代(18世紀) 
  加藤文麗筆

 布袋の全身を真横から描いた一幅。「藤文麗都画」の署名と「豫斎」(朱文方印)がある。

作者の加藤文麗(1706~82)は、名を泰都、豫斎と号す。

伊予国大洲藩主・加藤泰恒の六男として生まれ、後に大叔父加藤泰茂の養子となる。

画は木挽町狩野家の周信(1660~1728)に学んだとされ、代表作には建仁寺開山堂方丈の龍虎図がある。

谷文晁の最初の師としてよく知られている。




















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