善慧房証空上人像
(浄土三祖像③)
絹本著色 三幅のうち一幅 101.0×36.5 cm
江戸時代(文政三年・1820)
澹空岳陽賛筆
善慧房証空上人は浄土宗西山派の派祖。
法然上人の高弟。(1177~1147)
内大臣久我通親の猶子となり14歳で法然門下に入る。
22歳の時、師が「選択集」撰述のときに、経釈の要文を検出する勘文の役を務めた。
師の法然没後、西山の往生院を本拠として善導の「観経疏」の講説と念仏の布教に努力し「西山上人」と尊称された。
賛筆の澹空岳陽上人は禅林寺第62世。旭應と号し、書や絵を得意とした。