今月の寺宝

ここでは大覚寺に伝わります
絵画・文書類を中心に御紹介していきたいと思います。

十一面観世音菩薩立像

木造  像高約200cm  江戸時代 (寛文11年・1671) 


 大覚寺観音堂の本尊である。

棟札によれば、大覚寺の九世・法山俊久上人代の寛文10年頃、丸亀藩の網干陣屋勤番の岡部宇衛門の息女が若くして死亡し、その菩提のために観音堂と本尊と して十一面観音像を寄進したと記されている。

大工は三木新右衛門。
観音像の作者は不明。

若い娘の菩提を弔うためか、ふくよかな乙女を思わせる優しい表情のお姿である。













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