織田信長の朱印状
織田信長が西日本の雄・毛利と対戦する前に、播州を平定するため軍勢を派遣。
前線司令官は木下藤吉郎秀吉でした。織田の軍が網干に侵攻したとき、網干の村民に対して出された安堵状がこの「禁制」です。
網干に侵攻した軍勢が村民に乱暴狼藉しない。
許可なく山林竹木を伐らせない。
村民から矢銭や兵糧米を徴収しない。
という三項目を約束した書状で「天正四年正月」の日付と、有名な「天下布武」の信長の朱印が押されています。
なお、当寺にはこの外に、豊臣秀吉・徳川家康の「禁制」も保管してあり、三人の武将の禁制が揃っているのは珍しい、といわれています。