2008年(平成20年)7月のミニミニ法話・お説教
2008年(平成20年)7月
~ 第004回 「不請の友・不請の法」 ~
17歳で松山から東京に出た正岡子規は、35歳で亡くなるまで「筆まかせ」と題する日記風の随筆を残しています。
その中に19人の友人の名を挙げて、それぞれに「愛友」とか「良友」などの特色を示す敬称を付けているのです。好友・敬友・益友・直友・亡友などの他に、 畏友として夏目漱石、剛友として海軍の秋山真之の名を記しています。
他には少友(幼な友達)、酒友(飲み友達)などがあって、いずれも子規にとって大切な 友であり、35歳の若さで世を去ったけれど多彩な友人に恵まれた幸せな日々であったようです。
無量寿経に菩薩の慈悲の働きとして説かれている「不請の友」とは、頼まれなくても進んで助けてくれる友のことであり、本当の【心の友】といえます。
また菩薩は「不請の法」を説く、とも記されています。乞われて説くのではなく、自分の方から進んで仏陀の教えを伝えるのです。
さしずめ現代ではインター ネットでのお寺のホームページなどは「不請の法」といえるのではないでしょうか。本山のHPの「みかえり法話」をはじめ、関連寺院のHPを拝見すると、そ れぞれ特色のある法話が掲載されていて、ご住職や担当者の熱い思いが伝わってきます。
インターネットで不請の法を発信。
きっと釈尊も「善哉!」と微笑され ることでしょう。
その中に19人の友人の名を挙げて、それぞれに「愛友」とか「良友」などの特色を示す敬称を付けているのです。好友・敬友・益友・直友・亡友などの他に、 畏友として夏目漱石、剛友として海軍の秋山真之の名を記しています。
他には少友(幼な友達)、酒友(飲み友達)などがあって、いずれも子規にとって大切な 友であり、35歳の若さで世を去ったけれど多彩な友人に恵まれた幸せな日々であったようです。
無量寿経に菩薩の慈悲の働きとして説かれている「不請の友」とは、頼まれなくても進んで助けてくれる友のことであり、本当の【心の友】といえます。
また菩薩は「不請の法」を説く、とも記されています。乞われて説くのではなく、自分の方から進んで仏陀の教えを伝えるのです。
さしずめ現代ではインター ネットでのお寺のホームページなどは「不請の法」といえるのではないでしょうか。本山のHPの「みかえり法話」をはじめ、関連寺院のHPを拝見すると、そ れぞれ特色のある法話が掲載されていて、ご住職や担当者の熱い思いが伝わってきます。
インターネットで不請の法を発信。
きっと釈尊も「善哉!」と微笑され ることでしょう。