大覚寺近影
-法然上人800回大遠忌お待ち受け法要を挙行-
4月10日 快晴。桜は満開。本山から管長様、宗務総長はじめ20人の僧侶方を迎え、大法要を挙行するのは大覚寺の歴史上初めてのことです。
午前11時、管長様の乗られたタクシーと、僧侶方を乗せたバスが京都から到着。
食事が終わって、記念撮影。
やがて檀信徒の方々も続々とお参りに来られ、新装なった明法殿や、きれいに整備された境内に感嘆の声しきり。受付を済ませて本堂に入れば、用意した250 の座席は満杯状態。
午後2時。神戸の大西秀明師、北海道の渡邉晋道師の法話のあと、鬼頭宗務総長のご挨拶があり、後門伽陀(ごうもんかだ)という厳粛な声明とともに法要が 始まりました。
管長様を導師として、住職は脇導師を勤め「一枚起請文」を朗読しました。
管長様のご挨拶は、凛としたお姿によく通るお声で親しみ深い笑顔に引き込まれ、一同、深い感銘を受けました。
法要に続いて、京都の岸野亮淳師の法話は、ユーモアを交えたわかりやすく、しかも心に染みとおる話で締めくくられ、法悦のうちに2時間の法要は無事終了 しました。
帰途につかれた檀信徒の方々の満ち足りた表情が、このたびの記念法要の意義を充分に果たせたことを証明しています。
管長様はじめ、ご本山当局に厚くお礼申しあげます。
「法悦や猊下迎えし花の寺」 (中西あい)
管長様のご到着 | 管長と住職 |
[一枚起請文」を拝読する住職 |
鬼頭総長の挨拶 |
「一穢なき伽藍に花の散りかかる」 | 「花惜しむとは刻々を惜しむこと」 |
「鈴蘭や蝦夷の大地の風を恋ふ」 | 「石楠花の窓辺に憩ふ三姉妹」 |
「法会果ていよよ萌え立つ躑躅かな」 | 「紫陽花のこれよりの色楽しみに」 |
【撮影・中西 玄禮 俳句・中西あい】 |